新技術・新素材
自分のカラダから発散する不快臭を防ぐ新・消臭加工
日常生活で、快適性が求められる中、「臭い」は切り離せないものです。 当社では「自分のカラダから発散する不快臭を防ぐ」ことをコンセプトとして開発を進め「セルフエチケット」として商品化しました。
「セルフエチケット」の概要
- 人体からの臭いのもと
- ・酸性臭
代表的なものとして汗臭、足臭があります。これの主な成分は、皮脂などの有機物が皮膚常在菌により分解し揮発性低級脂肪酸となったもので、これの代表的なものがイソ吉草酸、酪酸です。 - ・アルカリ臭
股間の尿・糞などが分解してアンモニアなどを発生し不快臭となります。 - ・中性臭
アルデヒド類のアセトアルデヒド、ノネナール等です。ノネナールは近年話題となっている加齢臭のもとで、皮脂の成分が雑菌や紫外線により過酸化脂質(パルミトオレイン酸)にかわり、これが分解し不飽和アルデヒドのノネナールを形成します。40代以降男女ともこの物質を発生するといわれており、60代以上の高齢者が顕著であるといわれています。
- ・酸性臭
- 消臭機構
臭い物質を化学的に吸着し、臭い物質そのものを分解する方法であり「確実な消臭」法といえます。加工剤として光触媒作用のある酸化チタンを加えた薬剤を使用し、加齢臭(ノネナール)の消臭にも対応しています。
「セルフエチケット」の特徴
- 人体から発生する酸性臭(酪酸、イソ吉草酸等)、アルカリ臭(アンモニア等)を消臭します。
- 中性臭である加齢臭(ノネナール)を酸化チタンの光触媒作用により分解消臭します。
- 加工による物性低下はなく、風合い、色相変化はほとんどありません。
- 洗濯による性能低下はありません。
「セルフエチケット」と未加工品をニオイ指数(0~10)及び官能試験で比較した結果は次の図のようになります。