ウールについて
ウールの歴史をたどる 海外編1
最初に「羊」とは
ひつじ
動物学的には哺乳類偶蹄目ウシ科に属するなんと牛の仲間。より素晴らしいウールをつくるために、人間の求めるままに色や形を変えてきた不思議な動物です。
牧羊の始まりは8000年前、中央アジアから。
羊は、文明の発祥とともに人間との共存生活を営んできました。紀元前6000年頃に中央アジアで牧羊が始まり、紀元前2200年頃メソポタミア南部のカルディア人が、刈り取った羊毛で初めて毛織物を作ったといわれています。
その後、古代エジプトやギリシャ、ローマへと伝わり、より良質の毛(羊毛)を取るために人々は、羊の品種改良に努力を重ねました。