ウールについて
毛織物ができるまで
洗絨
前工程で付着した油剤や汚れを落として、風合いの基礎を作る工程です。洗絨機の種類は色々ありますが、お客様の要望に応じて使い分けています。
反染
職り上がった反物の状態で、染色する工程です。染色機には、純毛品を染める常圧液流染色機と、ポリエステル混紡品を染める商圧液流染色機があります。染色機はニッケ独自の仕様で、従来に比べて約半分の水量で染色できるなど、環境にやさしいものになっています。
乾燥
濡れた状態の反物を、乾燥させる工程です。乾燥機を通る際、反物は横方向に固定されており、これによって反物の巾を一定に揃えます。
剪毛
反物にある毛羽を一定の長さに刈り揃える工程です。ワイヤーブラシで毛羽を起こし、らせん状のカッターでそれを刈り揃えます。この工程を通ることで色や柄がより鮮明になります。
蒸絨
ウールは高温の蒸気で蒸すことで形状が固定され、型崩れがしにくくなります。その性質を利用して、織物の歪みやシワを取り除く最後のセット工程です。蒸絨の種類は色々ありますが、お客様の要望に応じて使い分けています。
検査
製品として出荷する前の最終検査工程です。ここは、反物の巾、長さ、重さや微小な欠点、色相に至るまで、すべての項目について製品の基準を満たすかどうかを検査する役割を持つ工程です。
巻取・包装
織物を芯板または棒に巻き上げ、包装します。
■お問い合わせ先
ニッケ
TELの場合 06-6205-6617 総務法務広報室
Eメールの場合は、メール送信フォームへ