ウールについて
ウールの秘密をさぐる ヒミツ1
ウールの繊維はなぜ、縮れているのか?
ウールの1本1本の繊維をよく見るとみんなチリチリと縮れている。この縮れ(クリンプ)こそが、ウールの最も大きな秘密です。
「なぜ、ウールは縮れているのか?」長い間世界中の学者の謎でした。1953年に日本人が解明。簡単に説明するとウール繊維は2種類の異なる細胞からつくられており、細胞の成長の差などによってまっすぐに伸びず、反り返るというわけです。
- ウールは繊維1本1本が縮れているために複雑にからみあい、その中に60%もの空気を含みます。この空気層が外気を遮断し、からだを寒さから守ってくれるのです。
- ウールはもともと熱を伝えにくい繊維。 合成繊維の5分の1、綿の2分の1しか熱を外に逃がしません。だから、ウールはいつもポカポカあたたかいのです。